令和元年度第2回 伝送交換主任技術者 問1~問4

過去問

伝送交換主任技術者 伝送交換設備及び設備管理

問1

(1)次の文章は、デジタル伝送方式における伝送技術の概要について述べたものである。
(ア)~(エ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、その番号を記せ。
(2点× 4=8点)

デジタル伝送方式において、1心の光ファイバを用いた伝送技術には、1心双方向伝送技術、 多重伝送技術などがある。
1心双方向伝送技術としては、デジタル信号の送信パルス列を時間圧縮後、2倍以上の速度にしたバースト状のパルス列で送信し、この時間圧縮により空いた時間に反対方向からのバースト状のパルス列を受信する(ア)方式があり、これはピンポン伝送方式ともいわれる。
多重伝送技術としては、複数のデジタル信号を時間的に少しずつずらして規則正しく配列する(イ)方式、また、(ウ)を用いて複数の波長を多重・分離することにより複数の光信号を同時に伝送するWDM方式などがある。WDM(WDMとは)は、多重する光の波長数を増やすことで伝送容量を大きくする光通信技術であり、波長間隔が比較的粗く、多重する波長数を10数波程度に限定したWDM方式として、光アクセスシステムに適用される(エ)がある。

 

<(ア)~(エ)の解答群>
QAM光減衰器TCM光合分波器
CWDMOFDMSDM光方向性結合器
光変復調器TDMFDDROADM
DWDMPCMFDMエコーキャンセラ
解答:
(ア):3
(イ):10
(ウ):4
(エ):5

(2)次の文章は、V o I P 技術を用いた電話について述べたものである。
(オ)、(カ)に最も適したものを、下記のそれぞれの解答群から選び、その番号を記せ。

(ⅰ)VoIP技術を用いた電話サービスなどについて述べた次の文章のうち、誤っているものは、(オ)である。

(オ)の解答群
① Vo IP技術を用いて電気通信事業者が提供する音声通話サービスはIP電話といわれ、電気通信事業者は、一般に、IPネットワークを利用している。② 公衆交換電話網(PSTN)と同様の0AB~J番号や050で始まるIP電話用の電気通信番号は、関係法令に定めるIP電話の品質要件に基づいてIP電話事業者に割り当てられる。③ 050で始まる電気通信番号を持つIP電話の端末設備等相互間の片方向の平均遅延時間は、事業用電気通信設備規則などにおいて、400 ms 未満とされている。④ IP電話で利用される050番号の構成において、050に続く4桁は市内局番であり、電気通信番号と電話が設置された地域とが関係付けられている。

(ⅱ)IP電話で利用される音声の符号化技術について述べた次の文章のうち、正しいものは(カ)である。

(カ)の解答群
① I P 電話で用いられる音声符号化方式の一つであるP C M 方式では、一般に、周波数帯域が300 Hz ~3.4 kHz のアナログ音声信号を4 kHz で標本化した後に、量子化と符号化を行っている。

② PCM方式における非直線量子化では、小振幅信号に対しては粗いステップで、大振幅信号に対しては細かいステップでそれぞれ量子化することによって、量子化 雑音を小さく抑えている。

③ CS- ACELP方式では、コードブックに登録された波形パターンの番号と、過去に入力された音声信号から予測される音響特性データを送信し、受信側では、 これらの情報から元の音声波形を予測して生成している。

④ ITU- T勧告G.722で規定された音声符号化方式では、符号化の対象帯域
が50 Hz ~7 kHz であり、SB- ADPCM(帯域分割適応差分パルス符号変調)を用いて、符号化データをPCM方式の2倍のビットレートで伝送している。

解答:
(オ):4
(カ):3

(オ)解説
④ IP電話で利用される050番号の構成において、050に続く4桁は市内局番(正:事業者の識別番号)であり、電気通信番号と電話が設置された地域(正:IP電話サービスを提供している事業者)とが関係付けられている。

(カ)解説
① IP電話で用いられる音声符号化方式の一つであるPCM方式では、一般に、周波数帯域が300Hz~3.4kHz のアナログ音声信号を4kHz(正:8kHz)で標本化した後に、量子化と符号化を行っている。

② PCM方式における非直線量子化では、小振幅信号に対しては粗い(正:細かい)ステップで、大振幅信号に対しては細かい(正:粗い)ステップでそれぞれ量子化することによって、量子化雑音を小さく抑えている。

④ ITU-T勧告G.722で規定された音声符号化方式では、符号化の対象帯域が50 Hz ~7 kHz であり、SB-ADPCM(帯域分割適応差分パルス符号変調)を用いて、符号化データをPCM方式の2倍(※)のビットレートで伝送している。(※PCM方式とSB-ADPCM方式、いずれも64kbit/s)

IP電話

 

 

 

(3)次の文章は、IPv6の特徴などについて述べたものである。
(キ)、(ク)に最も適したものを、下記のそれぞれの解答群から選び、その番号を記せ。

(ⅰ)IPv6の特徴について述べた次の文章のうち、正しいものは、(キ)である。

(キ)の解答群
① IPv6アドレスとしてエニーキャストアドレスを指定して送付されたパケットは、利用しているルーティングプロトコルのメトリックなどで決まる最も近いイン タフェースに送られる。

② IPv6において、リンク上に存在する全てのノード宛の通信には、IPv4と同様にブロードキャストアドレスが使用される。

③ IPv6のアドレス長は128ビットであり、16ビットごとにドット記号で区切って16進数で表記される。ドット記号で区切られたフィールドにおいて先頭か ら連続する0は表記の省略が可能である。

④ IPv6のグローバルユニキャストアドレスは、一般に、グローバルID、サブネットID及びインタフェースIDで構成され、サブネットIDは通常64ビット長である。

(ⅱ)IPv6におけるプロトコル技術などについて述べた次の文章のうち、誤っているものは、(ク)である。

(ク)の解答群
① ICMPv6メッセージは、ICMPv6パケットを用いてやり取りされ、パスMTU探索、近隣探索、マルチキャストリスナー探索などで利用される。② ICMPv6における近隣探索の機能では、IPv6ホスト自身がIPv6アドレスを自動的に設定するステートフルアドレス自動生成機能、IPv6アドレスが 同一リンク上の他のノードで利用されていないことを確認する重複アドレス検出機 能などが利用されている。③ DHCPv6は、IPv6ホストにIPアドレスなどの情報を自動設定するためのプロトコルであり、サーバの探索や設定情報の要求に対して、リンクローカルア ドレスを用いている。④ DNSサーバは、ドメイン名・ホスト名とIPアドレスとを対応づけるためにリソースレコードといわれる形式のデータを用いている。IPv6アドレス情報を登 録・検索するためのリソースレコードのタイプはAAAAである。
解答:
(キ):1
(ク):2

(キ)解説
② IPv6において、リンク上に存在する全てのノード宛の通信には、IPv4と同様にブロードキャストアドレス(※)が使用される。(※IPv6では、ブロードキャストはマルチキャストの特殊なケースであると定義され、ブロードキャストアドレスは定義されていない

③ IPv6のアドレス長は128ビットであり、16ビットごとにドット記号(正:コロン記号)で区切って16進数で表記される。ドット記号(正:コロン記号)で先区切られたフィールドにおいて頭から連続する0は表記の省略が可能である。

④ IPv6のグローバルユニキャストアドレスは、一般に、グローバルID(正:グローバルルーティングプレフィックス)、サブネットID及びインタフェースIDで構成され、サブネットIDは通常64ビット長(正:通常16ビット長)である。

(ク)解説
② ICMPv6における近隣探索の機能では、IPv6ホスト自身がIPv6アドレスを自動的に設定するステートフルアドレス自動生成機能(正:ステートレスアドレス自動生成機能)、IPv6アドレスが同一リンク上の他のノードで利用されていないことを確認する重複アドレス検出機能などが利用されている。

問2

(1)次の文章は、イーサネットの概要について述べたものである。(ア)~(エ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、その番号を記せ。

イーサネットは、通信規格の一つであり、OSI参照モデルにおける物理層とデータリンク層をサポートしている。
イーサネットがサポートする物理層の規格には、利用される伝送媒体や伝送速度が異なる仕 様がある。例えば、1000BASE-T(1000BASE-Tとは)では、伝送媒体として最大長100 m の(ア)ケーブルが利用され、伝送速度は最大1 Gbit/ s とされている。
データリンク層で扱われるイーサネットフレームにおいて、ノードの識別などに用いられるMACアドレスは、(イ)Byte の長さを持ち、前半部はベンダ識別子であり、(ウ)ともいわれる。
イーサネットフレームには、先頭からプリアンブル、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、通信内容であるデータ部、受信したフレームに誤りがないかどうかをチェックするためのFCS(FCS 【 Frame Check Sequence 】 フレームチェックシーケンス)などが格納される。IPヘッダ及びTCPヘッダを含めたデータ部の最大データサイズは(エ)といわれ、デフォルト値は1,500 Byte である。

 

<(ア)~(エ)の解答群>
プリアンブルMM光ファイバ
OUIMTUツイストペア
16MSSパディングSM光ファイバ
32LLCCRCCSMA/ CD
解答:
(ア):8
(イ):1
(ウ):6
(エ):7

 

 

 

(2)次の文章は、開口面アンテナの特徴、特性などについて述べたものである。
(オ)、(カ)に最も適したものを、下記のそれぞれの解答群から選び、その番号を記せ。

(ⅰ)開口面アンテナの種類と特徴について述べた次の文章のうち、正しいものは、(オ)である。

(オ)の解答群① 軸対称のパラボラ反射鏡の焦点に一次放射器を設置するパラボラアンテナでは、一次放射器がパラボラ反射鏡の開口効率を低下させるブロッキングの一因となる。

② 一次放射器、支持物などが電波の放射する領域内には設置されないオフセットパラボラアンテナは、軸対称のパラボラアンテナと比較して、サイドローブ特性は劣るが、電波の遮蔽や散乱を低減できる。

③ 主反射鏡に軸対称の回転放物面、副反射鏡に軸対象の回転双曲面を用いるカセグレンアンテナは、一次放射器と無線送受信機を直結できないという特徴を有する。

④ 角すい形ホーンとパラボラ反射鏡で構成されるホーンリフレクタアンテナは、一次放射器に給電する方向と電波の放射方向を同じにできるという特徴を有する。

(ⅱ)開口面アンテナの特性について述べた次の文章のうち、誤っているものは、(カ)である。

(カ)の解答群① 固定された2地点間の通信に用いられる開口面アンテナに求められる特性としては、一般に、ルート間干渉を少なくするための鋭い指向性、高い利得、高い交差偏波識別度、広い無線周波数帯域にわたる良好なインピーダンス特性などが挙げられる。

② アンテナの開口効率は、一般に、アンテナの幾何学的面積に対する実効面積の比率であり、利得係数に等しい。

③ アンテナの利得は、アンテナの開口面積、開口効率の2乗、無線周波数に比例する。

④ 交差偏波識別度は、アンテナにおいて、直線偏波における垂直偏波と水平偏波、又は円偏波における右旋円偏波と左旋円偏波を識別できる能力を表す。

解答:
(オ):1
(カ):3

 

 

 

(3)次の文章は、受電システムに用いられる機器の種類と特徴について述べたものである。(キ)、(ク)に最も適したものを、下記のそれぞれの解答群から選び、
その番号を記せ。 (3点× 2=6点)

(ⅰ)変圧器の種類と特徴について述べた次の文章のうち、正しいものは(キ)である。

<(キ)の解答群>
①外鉄形変圧器は巻線の内部に単一の磁気回路を有し、内鉄形変圧器は巻線の周囲に複数の磁気回路を有している。外鉄形変圧器は内鉄形変圧器と比較して、一般に、 銅損が小さいことから低圧用の変圧器に適している。② 油入変圧器は、巻線の絶縁と冷却に絶縁油を使用していることから、乾式変圧器と異なり、一般に、変圧器を長期間使用した場合でも、絶縁性能がほとんど低下しない。③ モールド変圧器は乾式変圧器の一種であり、巻線の絶縁材料としてエポキシ樹脂などが用いられているため、難燃性を有している。④ 三相変圧器は、1台の変圧器で三相変圧を行う変圧器である。三相変圧器は、単相変圧器3台を1組として使用した場合と比較して、単位容量当たりの床面積は大 きいが、一般に、高圧側の接続工事が容易である。

(ⅱ)遮断器の種類と特徴について述べた次の文章のうち、誤っているものは、(ク)である。

<(ク)の解答群>
① 遮断器は、負荷側の異常時における電路の遮断のほか、正常時においても電路を開閉する機能を有している。② 磁気遮断器は、遮断時の電圧変化で生ずる電界によりアークを直角方向に押し出し、その位置に設けられた冷却消弧板により伝熱冷却して消弧する機能を有している。③ 真空遮断器は、電路の遮断を真空中で行う機能を有している。アークが真空中に急激に拡散することから、一般に、電気的な開閉寿命は長いとされている。④ 空気遮断器は、消弧媒体として圧縮空気を用い、この圧縮空気をアークに吹き付けて消弧する機能を有している。
解答:
(キ):3
(ク):2

問3

(1)次の文章は、電話用設備における品質基準の概要について述べたものである。(ア)~(エ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、その番号を記せ。
(2点× 4=8点)

アナログ電話用設備における品質基準としては、よく聞こえる度合いを定める通話品質、迅 速かつ正確につながる度合いを定める接続品質などが事業用電気通信設備規則において規定されている。通話品質は、主に音の大きさ(音量)によって評価され、アナログ電話端末と端末回線に接続される交換設備との間の通話品質は、送話及び受話の(ア)によって規定されている。

また、接続品質は、基礎トラヒックについて適合しなければならない条件の一つとして、事業用電気通信設備が選択信号を受信した後、着信側の端末設備等に着信するまでの間に一の電気通信事業者の設置する事業用電気通信設備により呼が(イ)となる確率が0.15以下であることと規定されている。

一方、アナログ電話用設備相当の機能を有するインターネットプロトコル電話用設備に対しても、事業用電気通信設備規則において品質などに関する複数の技術基準が規定されている。

このうち(ウ)品質として、UNI- UNI間及びUNI- NNI間の平均遅延時間、平均遅延時間の揺らぎなどがあり、UNI- UNI間の平均遅延時間の値は(エ)ms 以下と規定されている。

<(ア)~(エ)の解答群>
50総合鳴音ラウドネス定格
70保留R値バースト
200損失輻輳ネットワーク
400安定エコー平均オピニオン評点

 

解答:
(ア):4
(イ):10
(ウ):12
(エ):5

 

 

 

(2)次の文章は、請負契約、工程管理などの概要について述べたものである。(オ)、(カ)に最も適したものを、下記のそれぞれの解答群から選び、その番号を記せ。

(ⅰ)建設工事における請負契約などの概要について述べた次の文章のうち、誤っているものは、(オ)である。

(オ)の解答群
① 建設工事を発注者から直接請け負った建設業者は、当該建設工事を施工するために締結した下請契約の請負代金の額の合計が4,000万円(建築一式工事の場合は6,000万円)以上となる場合は、監理技術者を置かなければならない。

② 下請契約とは、建設工事を他の者から請け負った建設業を営む者と他の建設業を営む者との間で当該建設工事の全部又は一部について締結される請負契約であり、公共工事では一括下請負が全面的に禁止されている。

③ 請負契約は、当事者の一方は契約の相手方に対し当該契約に係る仕事を完成することを約するものであり、単に相手方の指揮命令に従い労務に服することを目的としていない。

④ 複数の建設業者が共同企業体を構成し、一つの工事を複数の工区に分割し、各構成員がそれぞれ分担する工区で責任を持って施工する分担施工方式においては分担工事に係る下請契約の額にかかわらず、当該分担工事を施工する構成員は、監理技術者を設置しなければならない。

(ⅱ)工程管理で用いられる工程表の特徴などについて述べた次の文章のうち、誤っているものは、である。

<(カ)の解答群>

①工程表には横線式工程表、斜線式工程表、ネットワークによる工程表などがある。斜線式工程表の一つであるバナナ曲線は、時間の経過と出来高工程の上下変域を調べたものであり、施工難易度の管理に利用される。

②進捗率を示したガントチャートは横線式工程表の一種であり、縦軸に作業名、横軸に各作業の進捗率を示したものであるが、各作業に必要な日数は分からず、工期に影響を与える作業がどれであるかも不明である。

③バーチャートは横線式工程表の一種であり、縦軸に作業名、横軸に作業に必要な予定日数と実施状況を示すことができるが、工程に影響を与える作業がどれであるかは分かりにくい。

④アロー形ネットワーク工程表は、ある目的を達成するために必要な作業を矢線(アロー)で示し、作業と作業の相互関係や順序関係をネットワークで示したものであり、各作業の他作業への影響及び全体工期に対する影響を明確に捉えることができる。

解答:
(オ):4
(カ):1

 

 

(3)次の文章は、安全衛生管理の概要について述べたものである。(キ)、(ク)に最も適したものを、下記のそれぞれの解答群から選び、その番号を記せ。
(3点× 2=6点)

(ⅰ)労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)について述べた次の文章のうち、誤っているものは、(キ)である。

<(キ)の解答群>

① OSHMSは、一般に、事業者が労働者の協力の下にPDCAサイクルを定め、継続的な安全衛生管理を自主的に進めることにより、労働災害の防止と労働者の健 康増進、さらに進んで快適な職場環境を形成し、事業場の安全衛生水準の向上を図 ることを目的とした安全衛生管理の仕組みとされている。

② OSHMSでは全社的な安全衛生管理を推進するため、一般に、経営トップによる安全衛生方針の表明、次いでOSHMSの各級管理者の役割、責任及び権限を定めてOSHMSの各級管理者を指名し、OSHMSを適正に実施、運用する体制を整備することが求められている。

③ OSHMSのガイドラインとして、国内では厚生労働省から労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針(OSHMS指針)が示されており、この指針は、国際的な基準であるILOのOSHMSに関するガイドラインに準拠している。

④ 厚生労働省のOSHMS指針では、事業者は、労働基準法に基づく指針に従って、危険性又は有害性等を調査する手順を定めるとともに、この手順に基づき、危険性 又は有害性等を調査するよう規定されている。

(ⅱ)安全衛生管理で用いられる用語について述べた次の文章のうち、正しいものは、(ク)である。

<(ク)の解答群>
① ヒヤリハット活動は、一般に、仕事をしていて、もう少しでけがをするところだったというような、ヒヤっとした、あるいはハッとしたことを取り上げ、災害防止に結びつけることが目的とされており、仕事にかかわる危険有害要因を把握する方法として有効である。② ハインリッヒの法則は、1: 29: 300の法則ともいわれ、330件の事故を危険有害要因別に分析すると、300件の事故の危険有害要因が共通しており、その共通する危険有害要因を分析・排除することが有効であることを指摘している。③ 指差呼称は、対象を指で差し、声に出して確認する行動によって、意識レベルをフェーズ理論で区分しているフェーズⅠに上げ、緊張感や集中力を高める効果を狙った行為とされている。④ 危険予知訓練は、一般に、職場や作業の状況のなかに潜む危険要因とそれが引き起こす現象をイラストシートを使って小集団で話し合い、危険のポイントや行動目標を確認するものであり、一般的な手法としてデルファイ法がある。
解答:
(キ):4
(ク):1
職場のあんぜんサイト:労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)[安全衛生キーワード]
労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)とは、PDCAサイクルを定めて事業場の安全衛生水準の向上を図ることを目的とした安全衛生管理の仕組みです。

 

問4

(1) 次の文章は、アウトソーシングなどの概要について述べたものである。(ア)~ (エ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、その番号を記せ。ただし、 同じ記号は、同じ解答を示す。(2点× 4=8点)

組織が部品やユニットの製造などを外部の組織に委託することについて、 狭い意味で(ア)という言葉が用いられており、また、JIS Z 8141: 2001生産管理用語において、(ア)とは、自社(発注者側)の指定する設計・仕様・納期によって、外部の企業に、部品加工又は組立を委託する方法とされている。さらに、設計や人事、経理などの業務を外部の組織に委託することも含め、これらを総称して、一般に、アウトソーシングという言葉が用いられている。

アウトソーシングの委託側企業は、一般に、自社の強みとなる(イ)を特定し、経営資源を(イ)に集中させ、業務効率を高めるために部門機能の一部又は全てを外部の企業に委託する。例えば、業務プロセスの効率化や最適化を目的に、企業が社内の業務処理の一部を専門の事業者にアウトソーシングすることは、英語表記の頭文字をとって、一般に、(ウ)といわれる。この(ウ)の代表的なモデルとしては、コールセンタやヘルプデスクサービスが挙げられる。

情報通信ネットワーク安全・信頼性基準(昭和62年郵政省告示第73号)及び附則における 管理基準では、工事・設備更改における体制において、工事及び設備更改を委託する場合は、委託契約により工事及び責任の範囲を明確にすること、また、平常時の取組における工事の方法において、委託事業者等を含めた関連部門間で検証を(エ)を作成するとともに、その内容の行うこととしている。

 

<(ア)~(エ)の解答群>
内 作ITOベンチマーク工事手順書
OEM外注施工計画書シェアドサービス
PMO調達コアコンピタンス工事監督指示書
業務移管BPO共通仕様書トレーサビリティ

 

解答:
(ア):6
(イ):11
(ウ):14
(エ):4

 

 

(2)次の文章は、システムの信頼性について述べたものである。(オ)、(カ)に最も適したものを、下記のそれぞれの解答群から選び、その番号を記せ。
(3点× 2=6点)

(ⅰ) アベイラビリティについて述べた次のA~Cの文章は、(オ)。

A:与えられた時点でシステムが動作可能である確率は、一般に、瞬間アベイラビリティなどといわれる。
B:MTBFをMTBFとMTTRの和で除したものは、一般に、運用アベイラビリティといわれる。
C:MUT(平均アップ時間)をMUTとMDT(平均ダウン時間)の和で除したものは、一般に、固有アベイラビリティといわれる。

(ⅱ)信頼性の事前評価について述べた次の文章のうち、誤っているものは、(カ)である。

(カ)の解答群
① 製品の開発を進めていく際に、進捗の各節目ごとに関係者が集まって行われる設計審査会は、一般に、デザインレビューといわれる。② FTAは、一般に、故障の発生頻度が高い、発生時の被害が大きいなどの重要な故障モードに対して実施すると効果的である。③ 故障の因果関係を樹木状に展開する故障解析手法の一つにETAがあり、これは基本的な故障要因を想定してその影響を事前に分析しておくという考え方に基づいた手法である。④ 現象から原因に向かってトップダウンの手法により故障波及状況や影響度などを解析する手法として、FMEAがある。

解答:
(オ):1
(カ):4

出典:電気通信国家試験センター

電気通信国家試験センター | 電気通信主任技術者試験問題・解答
(一財)日本データ通信協会 国家試験セン...

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